対象:短時間で商品・サービスを提供する強みを身に付けたい方 
効果:「短時間で」を実現する仕組みの考え方が理解できます

 今回は、「短時間で」について考えたいと思います。短時間で商品やサービスを提供できることは、それだけで強力な競争力です。アマゾンが書籍のみならず様々な物販において世界を席巻したのは、数回のクリックで自宅にいながら商品が届く利便性もありますが、早ければ翌日には配送される迅速さが大きいかと思います。吉野屋の牛丼は、旨い、安い、そして「早い」のがウリです。近年、北陸新幹線が開通しましたが、大規模な工事を何年も行い実現したのは、数時間早く目的地に到着できるようになったことです。

 このように、「短時間で」ということはビジネスにおいて重要なファクターなのですが、そのためには工夫やお金、人手など色々なものが必要です。アマゾンの迅速さは、膨大な情報を管理するシステム、物品がオートメーションで管理される巨大な工場、運輸会社との緻密な連携などにより実現されたものです。吉野屋では、グループで統一された設備、業務マニュアル、教育システムなどにより、注文を受けてから牛丼が驚きの早さで出てきます。新幹線は、実現するのに巨額の設備投資が行われました。

 では、「短時間で」を実現するためには、どのような優先順位で取り組んでいけばよいでしょうか。

 一例として、費用も考慮した場合、以下のような順序になるかと考えます。
   1.削減
   2.一本化
   3.単純化
   4.自動化

 まず、1~3はお金を掛けずに取り組めます。しかも仕事に費やす時間を削減できます。4の自動化は、例えば自分でシステムを作成するなどであればスキルが必要ですが、工夫次第で意外と安価で作成することが可能です。設備投資の場合、大規模になると費用も多額となり投資する前に慎重な検討が必要です。

 考え方として、「まず、お金を掛けずに身近にできることは何か、そして、お金を掛けるとしたら、掛けたお金以上の効果がその取り組みにより期待できるか」です。

 次回は、「効率的に」について考えたいと思います。