対象:高品質な仕事を提供したい方 
効果:高品質を「認知」してもらうにはどうすれば良いか理解できます

 今回は、「高品質な」の続きで、「認知」について考えてみます。 例え高品質な商品を作ったとしても、その品質の高さが分かりにくければ良さが伝わりません。消費者は商品を見て買うかどうかをだいたい3秒~7秒の間に決めていると聞きます。「能ある鷹は爪を隠す」といいますが、商品の販売においてはそんな悠長なことは言ってられません。そんなことをしていては、誰にもその良さが知られず売れ残ってしまいます。ゆえに、その商品の良さをいかに分かり易くするかが重要になってきます。

 では、どの様に表現していけば品質の高さが伝わるかですが、
  ・商品そのものの高品質感
  ・パッケージ
  ・広告
  ・展示
 など多面的に見ていく必要があるかと考えます。

 まず、「商品そのものの高品質感」です。商品の高品質を構成する要素として、
  ・ブランド、ステイタス
  ・材質、作りの丁寧さ
  ・美しさ、格好良さ
  ・値段
などがあげられます。

 高い評価を受けた著名なブランドは高品質の証です。シャネルのバックで大きなロゴが付いた物を見たことがありますが、そのロゴ一つで高品質であると認めさせる力があります。持ち主のステイタスを高く見せる効果もあります。これだけのブランドを確立するためには大変なご苦労があったことと存じますが、その様な地位を得ることができれば、そのロゴを見ただけで、一瞬で高品質であると認めてもらえます

 次に、材質、作りの丁寧さです。例えどんなに優れたブランドを確立したとしても、その後低品質の材料を使うようになったり作りが雑になったりすると、ブランドの価値は低下してしまいます。商品の品質低下は購買者に見抜かれてしまいます。ウェブの発達で購買基準として口コミが重視されるようになりましたが、品質低下はアマゾンなどのサイトでシビアに評価され売上に影響を与えます。ブランドイメージを維持するためには、継続的に商品そのものの品質を保っていく努力が必要です。

 美しさ、格好良さですが、どんなに高品質の材料を使い作りが丁寧でも、不格好なら売れません。カタチに影響しない商品ならあまり問題無いかと思いますが、自動車や衣服などであれば売上に大きく影響するかと思います。受け入れられるデザインは、流行によるものもあれば長く親しまれるものもあります。同じデザインでも飽きられるなどで売れなくなることに備え、売上の変動や新モデルの検討を継続していく必要があるかと思います。

 値段も高品質を顧客に感じさせる基準となります。値段が高いだけで高品質だと思わせる効果があります。この傾向は日用品よりも高価格帯の嗜好品などにより顕著です。日用品の場合、顧客が「大体これ位の値段だよね」と何となく思っている基準を超えてしまうとたちどころに売れなくなります。ですが、例えば宝石類など高価格帯の商品は、高いほど「きっと良い物だ」と思う傾向があります。実情とあまりにかけ離れた場合は相手にされないとは思いますが、そのような顧客心理を考慮し価格設定することも重要かと思います。

 以上のような視点から「商品そのものの高品質感」を演出していけば、消費者に伝わるのではないかと思います。ここで述べたことはものづくりの課題そのものかと思いますが、まず高品質な商品であり、それそのものが良さを表現していることが大切かと考えます。

 次回も、高品質の「認知」の続きです。