対象:高品質な仕事を提供したい方 
効果:高品質を実現するための「人材」について「能力」の視点から理解できます

 今回も、高品質を実現するための「人材」についてです。
 前回では、採用希望者に会社の仕事に対する熱意があるかどうかを判断する視点についてお伝えしました。今回は、採用希望者の会社の仕事に対する「能力」について考えてみたいと思います。

 その会社や配属部署次第で求められる能力は異なるかと思います。営業であれば接客力、事務であれば事務処理能力などが重視されるのではないでしょうか。そして、人によって能力的にどうしても向いていない会社や配属先もあると思います。ただ、基本的にある二つの能力を備えていれば多少の能力のミスマッチはカバーできるのではないかと考えます。それは、「工夫」「継続」に関する能力です。

 まず、「工夫」に関する能力ですが、そんなに難しく捉えることはありません。要は、「ここはこうすればいいのではないか」「この作業の仕組みはこういうことではないか。ではこんな風にもアレンジできるのではないか」「このやり方を他のことにも応用できないか」という様に考えることです。そのように工夫する資質が採用希望者にあれば、多少資質に合わない仕事であっても身に付けていけるのではないかと考えます。

 あと、「継続」に関する能力ですが、何でも継続していけば上手になっていきます。もちろん、その前提として「工夫」が大事です。工夫することなく間違ったやり方を継続していても伸びていきませんが、そこをキチンと押さえることができれば、あとは繰り返しによって能力を高めていけると考えます。才能があまりなくても的確な継続ができる人は、才能があっても継続しない人の遥か先に行くことができると思います。

 仕事の世界は、別に金メダルを取らなくてはならない、ということではありません。例えば、建設業における高所での作業は人を選ぶ仕事だと思いますし、芸能関係では努力意外に多くの人を引きつける特殊な魅力が必要です。スポーツ選手も努力以外に才能が群を抜いて秀でていることも大きく左右します。ですが、大半の仕事はそこまでのことは求められないのではないでしょうか。営業における接客力も事務における事務処理能力なども、「工夫」と「継続」によって身に付けていけるかと思います。

 要は、より良い商品・サービスをお客様や社内で提供できればいいわけです。

 次回は、採用希望者の会社の仕事に対する「工夫」「継続」の資質を判定する視点について考えてみたいと思います。