対象:高品質な仕事を提供したい方 
効果:高品質を実現するための「人材」について「難しい人材」との向き合い方について理解できます(仕事に対する姿勢)

 今回も、高品質を実現するための「人材」についてです。
 前回は、わがまま・傲慢・きつい・短気・ずぼらなどの性向を持つ難しい人材を雇用してしまった場合、雇用主・上司の堂々とした態度を心理面から示していくことでよりしっかり仕事をしてもらうよう指導していく必要がある、ということについてお話しました。今回は、雇用主・上司の「仕事に対する姿勢」について考えてみたいと思います。

 雇用主・上司の仕事に対する姿勢は、良かれ悪しかれ職場全体に伝染します。やる気のない姿勢であれば職場のモチベーションは下がりますが、熱意を持って積極的に仕事に取り組んでいれば士気が上がります。

 先日、「ガイアの夜明け」を見まして、内容は一度旅館を潰した若女将が成長していく姿を描いたものでした。最初は自分から率先して動かず消極的で従業員の意見にもあまり耳を傾けない様子で、職場のモチベーションは低かったのですが、「これではいけない」と先輩女将に女将としての心構えをたずねられました。先輩女将は「女将は荷物持ちでも洗い物でも率先して行うもの。ただ、女将ひとりでは手が足りないから職場の皆さんに助けてもらっている」といったような助言をされました。それを聞き若女将は一念発起します。自分から率先して荷物持ちや洗い物をするようになり、お客さんには笑顔で積極的に接客対応するようになります。その姿に他の従業員も「若女将は凄く変わった、私たちも励まされる。うれしい。やっぱりこうでなくっちゃ」と励まされている様子でした。旅館の内装のリフォームや料理の内容・出し方の改善などの取り組みもあったのですが、お客さんが増え経営も改善できたとのことです。

 このように、雇用主・上司の仕事に真摯に取り組む姿勢は、従業員のやる気を引き上げます。そうなれば、わがまま・傲慢・きつい・短気・ずぼらなどの性向を持つ従業員の仕事ぶりや性格にも好影響を与えるかもしれません。また、そのような雇用主・上司であればこそ、「がんばってほしい、変わってほしい」という言葉に説得力が生まれるかと思います。

 次回も、「難しい人材」との向き合い方で、「従業員に対する関心」について考えてみたいと思います。