対象:高品質な仕事を提供したい方 
効果:高品質を実現するための「人材」について「難しい人材」との向き合い方について理解できます(従業員の気持ちの変化・今後の計画について聴く)

 今回も、高品質を実現するための「人材」についてです。
 「今後の計画について聴く」について考えてみたいと思います。
 難しい人材の性向を改善することについて、雇用主・上司とその従業員との情報が共有されたならば、次は今後どう改善していくかについて計画を立てます。以前にもお話しましたが、自分を変えるには時間が掛かります。日々の地道な繰り返しによって、行きつ戻りつも少しずつ変化していくものだと思います。よって、いつまでにどのような方法によってどう変わっていくか計画立案することで、変化の進捗状況や以前と比べ良くなった点を認識することができます。

 計画を立案する上で大切なことは、雇用主・上司が計画を押しつけないことです。対話の中でその従業員の意思を尊重した計画内容にします。心理的法則として、人は押しつけられたことはやりたくないものですが、自分の意志によって決めたことは積極的に実践する傾向があるからです。よって、計画立案段階においても、その従業員の話を聴くことを重視します。対話の流れは、雇用主・上司が質問しその従業員が答えることによってよりスムーズに進行していくと思います。対話の内容は、「どうなりたか」「どう変わりたいか」「それはなぜか」などありたいビジョンについてたずね、次第に「では、どうやっていくか」といった具体案に移っていくことで、計画が順序立てて形になっていきます。

 これは、「コーチング」と呼ばれる方法です。コーチングには色々な機能があるのですが、人材の成長においても大きな効果を発揮します。人の成長は、基本的に年間で3%ですが、コーチングによってこれが25%に跳ね上がると言われています。それは、コーチ(ここでは雇用主・上司)がその従業員をコーチングすることで、地道な道のりを共に伴走していける、コーチによる客観的な視点から改善点などをフィードバックしてもらえる、などの効果が期待できるからです。ただ、コーチングはスキルを身に付けるための学習が必要ですので、いきなりここまで大きな効果は期待できないかもしれませんが、このような意識で従業員と対話していく姿勢は大切かと思います。

 では、具体的にどうやっていくか、ということですが、それは次回お話ししたいと思います。