対象:高品質な仕事を提供したい方 
効果:高品質を実現するための「人材」について「難しい人材」との向き合い方について理解できます(従業員の気持ちの変化・経過を観察し、時折聴いてみる)

  今回も、高品質を実現するための「人材」についてです。
 「経過を観察し、時折聴いてみる」についてです。
 雇用主・上司との対話により、難しい人材が性向を変えるビジョンを描き計画を立て期限を設けたなら、いよいよ実践がスタートします。ただ、この後も雇用主・上司の関わりは続きます。それが、「経過を観察し、時折聴いてみる」ことです。

 変化の様子を観察したり、課題に感じていることを質問します。聴いてみる時期は、時折とはいえある程度決めておいた方がいいでしょう。場合によっては早めに声かけした方がいい場合もあるかと思いますが、決めておくことで忘れず関わっていくことができます。他者からのフィードバックは、的を得たものであれば効果的です。自己判断も大切ですが、そればかりだと偏りがちなものになる場合もあります。他者からの指摘があると、ハッとした気づきが得られるかもしれません。

 あと、変化を約束した時が来たとき改めて面談します。そこで変化できた点や未達成だったことについて振り返り、できた・できなかった要因を聴いていきます。例え達成できなかったことが多かったとしもそこで責めるのではなく、ではどうすれば良くなっていけるかを探究していきます。大切なのはより良くなっていくことです。前進できた点は褒めることでやる気は高まります。未達の点は、改めて計画を立て実現する時期を決め、変化することを継続し、同じように対応していきます。

 あと、声かけや面談の際、チェックシートを作成しておけば、聴くべきことや気づきポイントをなるべく漏らすことなく確認できます。例え書面が手元になくても作成したことで、ある程度は頭に入っているのではないでしょうか。チェックシートの内容は、質問する事柄、態度や様子の変化した点などについて考えていけばいいかと思います。

 必ずしも当初立てた期限までに理想とするビジョンを実現できないかもしれませんが、継続していけば少しずつでも良くなっていけるかと思います。難しい人材が良い方向に変化していくことを信じて共に伴走して頂ければと思います。

 今回で、「高品質な」商品・サービスを継続的に提供できる仕組みに関する「人材」についての内容は終了です。
 次回は、「高品質な」商品・サービスを提供するための「資金」について考えてみたいと思います。