対象:費用少なく仕事を提供したい方 
効果:費用少なく目的を実現する考え方ついて理解できます

 今回は、事業の目的を実現するための「費用少なく」商品・サービスを提供する仕組みについて考えていきたいと思います。
 前回の、「人手少なく」で人件費が経費の中で大きなウエイトを占めるとお話しましたが、もちろんその他にも多くの費用が経営に影響してきます。費用の削減はどの会社においても命題かと思います。

 費用を振り替える糸口として、
   ・その費用、なくせない?
   ・その費用、少なくできない?
   ・その費用、抱き合わせで節約できない?
   ・その費用、まとめ買いで節約できない?
   ・もっと安く済ませられる方法あるんじゃない?
などの視点が有効かと考えます。

 まずは、「その費用、なくせない?」です。費用がかからないならそれに越したことはありません。もしかしたら、実は必要ないことに経費を掛けているかもしれません。経営に貢献しないものは削減していくことが有効です。

 「その費用、少なくできない?」では、継続して支払う費用などについて見ていきます。例えば、機器によっては保守管理費用が継続的に発生しますが、実は割高であるケースがあります。他社のものと比較するなどして、高額であれば保守管理費用の見直しを業者に提案してみるのも有効かと思います。

 「その費用、抱き合わせで節約できない?」では、例えばファミリーレストランなどで単品よりセットで注文した方が安い場合がありますが、その様な視点で経費を見直してみます。

 「その費用、まとめ買いで節約できない?」は、大量で同じ製品を購入すると安くなる場合がありますが、継続的に消費するものであれば有効です。ただ、購入量と比べ消費頻度が少なければ在庫が増えてしまいます。使用期限があるものであれば廃棄しなくてはならなくなりますので、最適な発注量を計算する必要があります。

 「もっと安く済ませられる方法あるんじゃない?」では、例えば使用するエネルギーの変更についてです。大規模施設などではエアコンを化石燃料によるボイラーで動かしている場合がありますが、これを一般的な電気で動く設備に切り替える、ということです。その方が燃料費が安く、長い目で見れば設備投資をしても得だと判断した場合です。ただ、今後電気代は値上げされるので、改めて燃料費を比較検討する必要がありますし、長期的な展望が崩れるケースもあります。これから、オール電化住宅はガス併用の住宅と比べ電気代の単価が上がると聞きます。オール電化を採用した方にとっては寝耳に水のことです。このように、将来何が起こるか完璧に予測することは不可能ですが、それでも社会情勢や身のまわりに起こることを予測し、できるだけ数値化して打ち手を決断していく必要があります。

 また、検討する費用項目は、ウエイトの大きいものから順に見ていくようにします。100万円の費用を50万円に節減した場合と1,000万円の費用を900万円に節減した場合、前者は50%、後者は10%の節減率ですが、後者の方が50万円多く節約できるので、まずは後者の節約について考えていく方が効果的です。もちろん、小さい効果でも節約できる項目は実施できればと思いますが、大から小に従って順にチェックしていけば良いかと思います。

 次回は、事業の目的を実現するための「お客様が納得する」商品・サービスを提供する仕組みについて考えていきたいと思います。