by tableatny

対象:お客様のファンを増やしたい方 
効果:ファンになる要素について理解できます

 今回も、お客様にファンになってもらう方法についてです。
 引き続き、商品・サービスの視点について、「リラックマ」を題材に考えたいと思います。

 「認知」の続きです。前回では、リラックマの露出度の高さが更に人気を高める要因ではないか、ということについてお話しましたが、一方でそこまで露出度が高いのになぜ飽きられないのか、ということについて考えていきたいと思います。

 「飽きる」、というマイナス要因に対抗しているプラス要因は、
  ・かわいい
  ・シンプル
  ・癒される
などではないかと考えます。

 まず、「かわいい」ですが、かわいいという感情は賞味期限が長いと感じます。対比する感情として「面白い」を例に挙げてみます。「面白い」という感情は「かわいい」と比べると短期間で賞味期限切れとなってしまうのではないでしょうか。一発芸が世間に受けブームとなることがよくありますが、短期間でその芸人をテレビで見なくなった、ということは思い当たるかと思います。

 「面白い」という感情は「かわいい」と比べると刺激的だと感じます。「面白い」と、あはは!と結構激しく笑ったりしますが、「かわいい」でそこまで激しく反応することはあまりないかと思います。ですが、それだけに「面白い」はより早く飽きられてしまうのではないかと考えます。激しい反応を起こすにはそれ相応のインパクトが必要だからです。最初はそのインパクトが刺激的だったことも、その刺激に慣れてしまうと感じられる刺激の度合いが減ってしまいます。そして、笑いを起こす程のインパクトが無くなりやがて飽きられてしまう、ということかと思います。

 ですが、「かわいい」はそれだけ強い反応ではないだけに、そこそこの刺激で起動するため飽きられず長持ちするのではないか、と考えます。例えば、猫は人間界でとても広く長く「かわいい」生き物として愛されていますが、そうした要因もあるのではないかと思います。

 次に「シンプル」ですが、シンプルなデザインは、分かり易い・覚えやすい・飽きられにくいのではないか、ということです。キティちゃん、スヌーピー、ミッフィなど、長く人気を保ち続けているキャラクターはシンプルなものがほとんどです。

 また、シンプルなデザインは、物語不在であっても長く親しまれる要素の一つであると感じます。私はキティちゃんやミッフィが登場している物語がどういう内容なのか知りません(きっとあるかとは思いますが)。スヌーピーが登場する「スヌーピーとチャーリーブラウン」は昔読んだことがあります。内容は、ちょっと知的でおちゃめなワンちゃんであるスヌーピーと、飼い主であるチャーリーブラウンやその仲間たちとの何気ない日常を描いたものです。おそらく、リラックマ同様スヌーピーのファンの方の中にも、物語は知らない方がいらっしゃるのではないでしょうか。それでも多くの方に愛されるのは、かわいくシンプルなデザインであることが大きな要因ではないかと思います。

 「癒される」は、リラックマが発している「お客様にファンになってもらう方法(3)リラックマのファン要素2」でお話したような、「もっとダラダラしてもいいよ」というメッセージです。スヌーピーも、のんびりしていたりエンジョイしている様子がよく描かれています。競争が日常の社会において必要なメッセージであると思います。

 今回で「リラックマのファン要素」は終了です。次回は、お客様にファンになってもらう方法について「価格」をテーマに考えたいと思います。