対象:有益な会議を開きたい方 
効果:会議の進め方について理解できます

 今回も、有益な会議の開き方についてです。
 「進行役の心構えと進行」について考えたいと思います。
 会議を円滑に進行していくためには、説得力のある態度で臨むことが有効です。話す内容は大事ですが、「どんな雰囲気の人が話すか」で受け入れられる度合いは違ってくると思います。

 では、会議などの進行役として適しているのはどの様な方でしょうか。例えば、私がそう問いかけられて連想するドラマのキャラクターを演じる俳優さんは、渡辺謙さん、吉川晃司さん、堺雅人さん、織田裕二さん、ジャーナリストでは池上彰さんなどです。

〈渡辺謙さん〉
 今年の大河ドラマ「西郷どん」では島津斉彬役として出演しておられます。「ラストサムライ」では武士団の棟梁を演じられましたが、両者とも重鎮と呼ぶに相応しい重厚さがありながら、一方で好奇心や軽快さを持ったキャラクターで、物語の要として大きな存在感を発揮しています。

〈吉川晃司さん〉
 「下町ロケット」で、大企業の部長・財前を演じられました。重厚で落ち着きのある雰囲気で、困難にがっぷり四つで向き合う気風の持ち主でした。物語の佳境で社長や役員を前にプレゼンされましたが、追い詰められながらも苦境を乗り切った姿が印象的でした。

〈堺雅人さん〉
 一昨年の大河ドラマ「真田丸」で主演の真田幸村を演じられました。同じく大河ドラマ「新撰組!」では、新撰組総長・山南敬助として出演されましたが、両者とも利発な雰囲気の持ち主で、明るい口調とさわやかな弁舌で周囲に影響を与える存在でした。

〈織田裕二さん〉
 20年以上前の作品ですが、「お金がない!」で借金返済に窮するサラリーマンの役を演じられました。彼は保険関連の一流企業に入社し、四苦八苦しながらも色々な難題を解決し、次第に周囲に認められていきます。物語後半では会社の本部長に抜擢されるのですが、冷静・知的な雰囲気に変貌しシャープな口調で話す姿が、いかにも「できるサラリーマン」といった印象でした。

〈池上彰さん〉
 ジャーナリストの方ですが、バラエティー番組で時事問題などを取り上げておられます。解説の分かり易さが好評ですが、冷静・知的な雰囲気も相まって説得力の高い話し方をされると感じています。

 色々な見解があるかと思いますが、以上が、私がイメージする「会議の進行に適したタイプ」です。

 では、どの様な要素がそう感じさせかですが、上記の方々に共通するのは、
   ・落ち着いている
   ・堂々としている
   ・口調がハッキリしている
   ・適度なアイコンタクト
   ・冷静である
   ・知的である
などではないかと思います。

 会話が上達するコツとして、長けた方の所作やしゃべり方をイメージし真似るのが有効かと思いますが、その様な方々に共通する要素を知ることで真似るポイントを意識しやすくなるのではないでしょうか。例に挙げた方々のように振る舞うのは困難ですが、エッセンスを取り入れ練習すれば効果はあるかと考えます。ただ、いかな名優の演技ではあっても現実には合わない点もあるかと思いますので、不自然ではない程度に取り入れられてみてはいかがでしょうか。

 次回も、「進行役の心構えと進行」についてです。