by  Vectores Gratis 

対象:人物像をリアルに描くことで販売力を高めたい方 
効果:そのための思考法について理解できます。

 今回も、お客様の人物像をリアルに描くための思考法についてです。
 前回、〈5.更に詳細にストーリーを描けないか試みてみる〉まで思索しましたが、
 ここで描かれた年配社長の行動から割り出されたのは、
    情報収集方法:ネット
    選択したグレード:中間・イージーオーダー(最上級クラスまでは求めない)
    選択した場所:通える範囲
    検索キーワード:「イージーオーダー ○○市」
    学習:オーダースーツについてそこそこ学習した
    検索ページ:なるべく最初のページの中から決めたい
でした。それを基に更に人物像をイメージしてみます。

〈6.人物像をより詳細にイメージする〉
店主:
「ここまで年配社長の思考について考えてみたが、そこから割り出されたのは、まず店には出向かない、気を遣うし面倒だからとりあえずネット情報で目星を付ける、ということかな。確かに、普通の人でも忙しいのに社長となると店巡りなんてしてられないよね。よっぽどスーツに関心があるなら別だけど、この社長の場合、スーツがくたびれるまで着ているわけで、つまりスーツそのものにそんなにこだわりはなく、見栄えが悪いと示しがつかないからなんとかしないとな、という動機から始まったよね。そして、そうなってくると、フルオーダーなどの最高級品まではやっぱり求めないか。他の社長に身なりで引けをとらなければそれでいいわけだしね。
 あと、よく分からない商品であるだけに、ネットで色々調べてはみるよな。でも、検索すると店がいっぱい出てくる。情報が多すぎて目移りしちゃうよな。だから、まずは「オーダースーツ」と検索してグレードの情報を知り、それから「イージーオーダー」と所在地で検索し絞り込んだ。つまり、ある程度ネットを使って調べるけど、あんまり多くのページは見ない、ということか」

  そこから、描き出された特徴は、
    探求:ある程度調べる。徹底的に調べる程ではない。
    ネット活用:キーワード検索で絞り込むなど、ある程度使いこなす。
    スーツへのこだわり:オーダーメイドが素敵だと思いつつも最高級品を求める
              まではいかない。ビジネスにおいて他に引けを取らない
              レベルで十分。
です。その結果から更に思索してみます。

〈7.商品・サービスをより詳細にイメージする〉
店主:
「では、ここまで考えた年配社長の人物像を基に、更に商品・サービスについて考えてみよう。まず店に行く前にネットで検索するということは、やっぱりホームページは必要だね。だけど、オーダーメードの店は世の中にたくさんあるだろうし、きっとホームページを持っている店は多いだろう。「オーダースーツ」でキーワード検索したらズラーッと他店のページが出てくるわけで、おそらく多くのお客様は年配社長のように、「できたら最初の検索ページの中で目星のお店に出会えないかな」って思うんじゃないかな。よっぽど好きなことに関することなら色々なホームページを見るだろうけど、そこまでの気持ちがなければわざわざ面倒なことはやらないよね。例えホームページを作っても見てもらえなければ意味が無いよな。よくSEO対策で検索ページに上位表示させることが重要だっていうけど、こんな風に見る人の立場で考えてみるとより実感できるな。
 そうなってくると、「オーダースーツ」って検索したらなるべく最初の検索ページに表示されたらいいよね。でも、きっとそれは難しいだろうし、そもそもオーダースーツは通販できるような商品じゃないから、せめて「オーダースーツ ○○市」で上位に検索されたいよね。そのためにはホームページを作る業者さんに依頼すればいいのか、自分で作ってもそういうものができるのか、業者さんに頼むと高いだろうけどやっぱり上位に検索され、しかも見栄えのいいページにするにはその方がいいのかな。まあ、そこいら辺の選択は後々の課題にして、とにかく、上位に検索される見栄えのいいホームページが必要だってことだね。
 ああ、そうだ。ホームページの内容が分かりやすいことも大事だな。ただでさえ検索するのが面倒なのに、ホームページの中でどこをどう検索すればいいのか分かりにくければ、嫌になってすぐ出て行かれてしまうぞ。そういうことも意識してホームページを作らないとね。
 あと、ビジネスで使うとなると、さすがに最高級品までは求められないか。年配社長がスーツに求めているのは、スーツそのものではなくそれによって立派な見栄えになることだもんな。そうなると、オーダースーツの中間クラスで十分ということになる。私が販売しようとしている商品は10万円位のイージーオーダーだから、年配社長のニーズにマッチする、ということになるかな。そうなると、「うちはイージーオーダー専門店です」ということを分かりやすく表示しといた方がいいな。その方が、オーダーメードのクラスでキーワード検索されたときや店の選択肢を絞り込んだとき、候補に挙がりやすくなるからな。
 また、年配社長のようにスーツが見栄えを良くするためのツールと捉えるなら、それに沿って「ハイセンスなスーツはあなたのグレードを高める」なんてキャッチコピーをチラシやホームページなどに入れてみようか。また、オーダースーツによる特別感も選択要素にあったな。そうなると、「ハイセンスなオーダースーツはあなたを特別にする」なんてのもありかな」

 店主のここまでの考えをまとめてみます。
  ホームページの条件:検索ページ上位表示
           (少なくとも所在地の市をキーワードに入れ上位表示させたい)
            見栄えがいい
            分かりやすい
  表示:イージーオーダー専門店であることを分かりやすく表示する
  キャッチコピー:「ハイセンスなスーツはあなたのグレードを高める」
          「ハイセンスなオーダースーツはあなたを特別にする」

次回に続きます。