対象:会社の発展に生かせるBCPを作りたい方 
効果:BCPについて理解できます。

 今回も、BCPをいかに会社の発展に生かすかについてです。
 どのように考え、取り組んでいけばBCPに継続的に取り組んでいけるかでしょうか。

 災害対策と言われても、あまりピンと来ない方も多いかと思います。
 株式会社帝国データバンクが発表した「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2017年5月)」によると、BCP策定済みの企業は14.3%にとどまっているとのことです。策定していない理由は、「策定に必要なスキル・ノウハウがない」が45.1%で最も多いですが、「必要性を感じない」が24%と高く、震災などが発生しても直接被害に遭った方でなければ自分事としてはなかなか捉えられないということが伺えます。また、「策定する費用を確保できない」という意見が12.6%あり、万が一何かあったときのための、利益を生まないことに費用は掛けられない、そんな余裕はないという実情があるかと思います。第一位である「策定に必要なスキル・ノウハウがない」という理由も、主要業務に関することならば費用や時間を掛けられるかと思いますが、災害など有事の対策となるとなかなか本腰を入れてスキル・ノウハウを獲得する意欲が湧かない、ということでもあるのではないでしょうか。

 つまり、BCP対策が全国的にあまり進まないのは、「起こる可能性が低いことで、会社の発展に寄与しない活動には人手や費用はなかなか割けない」ということかと思います。

 しかし、逆に捉えるならば、BCP対策が会社の発展に貢献するならば、「もっと力を入れてもいいかな」という方が増えるのではないでしょうか。
 では、BCPを作成することでどの様な効果が期待できるでしょうか。
 例えば、
   ・地域からの評価向上
   ・人材の能力向上
   ・協力体制の強化
   ・無駄の削減
   ・整理の促進
などの効果が期待できると考えます。
 次回は、それらの各項目について考えたいと思います。