対象:会社の発展に生かせるBCPを作りたい方 
効果:BCPについて理解できます。

 今回も、BCPをいかに会社の発展に生かすかについてです。
 前回、BCPを促進する上で、BCPが会社の発展にどう貢献するかという視点が有効ではないか、そして、
 例えば
   ・地域からの評価向上
   ・人材の能力向上
   ・協力体制の強化
   ・無駄の削減
などの効果が期待できるのではないかとお話ししました。

 まず、「地域からの評価向上」についてです。BCP対策を行っており、それは自社のためだけではなく、「いざという時は周辺地域の皆さんのご支援をさせて頂きます」と周知することで、地域からの評価が向上するのではないかということです。
 この活動により期待される効果は、
   ・地域においてなくてはならない存在として認知されること
   ・地域との関係性が強化されること
   ・ファンが増えること
です。

 「地域においてなくてはならない存在として認知されること」ですが、いざという時は皆さんのご支援をさせて頂きます、と宣言することで、「災害が起きたときは助けてくれるのか。そんな会社が潰れてしまったら何かあったとき困るから、なるべくあの会社の商品を買うようにしようかな」などと考える方がおられるのではないでしょうか。また、例えば地域と共同して防災訓練などを行えば、連帯感が高まり「地域との関係性が強化される」かと思います。

 また、その様な活動を率先して行う会社には「ファンが増える」のではないでしょうか。緑化活動や災害地支援などに取り組んでおられる会社がありますが、志の高い活動によりその会社を支持する方がいらっしゃるかと思います。
 先日、京都を紹介する番組を見ていて、平安時代頃から続いている、今宮神社にあるあぶり餅のお店について紹介していました。そのお店は応仁の乱の際、避難民にあぶり餅を提供することで大勢の人を救済されたのですが、そのお店が現在でも続いているのはその様な善行が多くの方の支持を集めたこともあるのではないでしょうか。

 BCPは正直面倒な活動だと思います。時間や費用が掛かりますし、地域を支援することを宣言することでいざという時は物資の提供や援助をしなければなりません。ただ、BCP対策を実行し周知されることで、地域での存在感を高め、関係性を強め、ファンを増やせば、地域での評価が向上し売上が増加する可能性はあるのではないかと思います。

 次回に続きます。