対象:会社の発展に生かせるBCPを作りたい方 
効果:BCPについて理解できます。

 今回も、BCPをいかに会社の発展に生かすかについてです。
 「協力体制の強化」についてです。

 BCP対策は一人ではできません。管理、救護、情報伝達、搬送、炊き出しなど多くの仕事があり、社内の皆さんの協力が不可欠です。
 BCPの叩き台を作成する段階では、担当者が大まかな計画を立て各部署の担当者と対話し進めていくことになるかと思います。その過程で各班のメンバー同士での話し合いの機会も発生しますが、そこは普段あまり会話をしない他部署の職員との交流の場となります。よって、BCP対策は部署の壁を越えて話し合うネタとなり、その集まりでの情報交換や意見交換は、お互いを知る糸口になるかと思います。

 そして、BCPを実践力の高いものにしていくためには、紙面の計画だけではなく実地訓練が重要です。実地訓練では、割り当てられた役割に従い取り組むことになりますが、その時も他部署の方と共同して活動することになります。物品の運搬や避難場所の設営など協力して行うことで、新しい連帯意識が組織内に芽生える可能性があります。
 培われた連帯感は日常業務においても生かせるのではないでしょうか。コミュニケーションが円滑になれば、より安心して勤められる職場となります。お互い意思の疎通が取り易くなり情報交流が多くなると、部署の垣根を越えたコラボレーションが実現し有益な事業展開に発展するかもしれません。

 社内で職員旅行や運動会、納涼祭、忘年会などの行事がありますが、福利厚生の一環意外に、部署間での交流による組織の結束力向上も期待してのことかと思います。社内行事をそのように捉えるなら、BCP対策も同様の意義があると考えられるのではないでしょうか。

 次回に続きます。