対象:会社の発展に生かせるBCPを作りたい方 
効果:BCPについて理解できます。

 今回も、BCPをいかに会社の発展に生かすかについてです。
 「無駄の削減」「整理の促進」についてです。

 BCP対策を行うことで無駄を削減できる可能性があります。
 BCP対策を行うには、物品が、
   ・What:何が
   ・How many:どれだけ
   ・Where:どこに
あるかを把握しなければなりません。
 そのためには、各部署の物品に関し調査することになりますが、その過程で、
   ・使用期限が切れた物があった
   ・不要な物があった
   ・必要量を大きく超えた量の物品が備蓄されていた
などのことを発見する可能性があります。
 それを切っ掛けに、
   ・不要な物を買わない
   ・必要以上の量を買わない
ことを各部署で意識するようになれば、「無駄の削減」に繋がります。

 また、BCPの実践力を高めるには、
   ・有事の際に必要な物品がどこにあるかを明確にし
   ・すぐに取り出せる
ように物品を整理しておかなければなりません。
 その点でも、各部署で普段から物品を整理するよう意識することで、「整理が促進」されることになります。

 災害などの非常時に備えるためには、物資を備蓄しておく必要があります。その分費用が増加しますが、上記のような気づきがあれば「そもそも必要ない物を買わずにすむ」ので無駄を抑えられます。それにより、長い目で見れば大きな費用削減効果があるかもしれません。また、整理が促進されればスペースの有効活用に繋がります。それによって、物品が増えたとしても新たな場所を確保しなくて済むかもしれませんし、場所そのものにも費用は掛かっていますので、その点からも無駄が削減されることになります。

 整理に対する意識が高まることも大きなメリットです。前々回、BCPを人材育成に生かすということでお話ししましたが、整理のスキルが上がることも、仕事を無駄なく効率的に遂行できる能力向上に繋がります。

 今回で、「BCPをいかに会社の発展に生かすか」は終了です。次回は、実際にどのようにBCPを作成していくかについて考えたいと思います。