対象:BCPを作りたい方 
効果:BCPの作成手順について理解できます。

 今回も、BCPをいかに作るかについてです。
 「4.必要物資リスト化」についてです。

 災害時においては様々な物資が必要になってきます。計画を立て物資を用意していたとしても、その時になって「あれ必要だった!」「これだけじゃ足りないよ!」と気づき、慌てることもあるのではないかと思います。また、物資の配置場所を把握していなければ、いざという時持ち出せなくなります。
 よって、災害時
   ・何が必要か
   ・どれだけ必要か
   ・どこにあるのか
把握しておく必要があります。

 「何が必要か」に関し、なるべくもれなく物資を用意しておくにはどうすれば良いかですが、一例として、
   ・各班
   ・状況
   ・時間帯
   ・季節
などの切り口から想起する方法が考えられます。

 「各班」では、例えば病院の医療班であれば、薬や包帯など治療のために必要な物品が思い当たります。介護班では患者様の体をふくタオルや下の世話のためのオムツなど、情報・総務班であればパソコン・携帯電話・ラジオ等情報機器などです。「◯班としての役割を果たすには何が必要か」といった視点でイメージします。

 「状況」では、例えば震災が発生した時の状況をイメージし何が必要かを考えます。床にガラスが散乱していれば、もし靴が無ければ歩くのに大変な思いをしなければなりません。そこで、せめてスリッパなどを身近に置いておけば、それだけで移動力は全く違ってきます。物を撤去するときは、軍手があることで能率は格段にアップします。扉が開かなくなった場合は、スパナなどが身近にあったならば大きな助けになるかもしれません。
 また、災害発生時、避難時、避難完了後など各ステージによって必要になる物は別途発生します。避難時には移動する手段(スリッパ、軍手など)が重要でしたが、避難完了後落ち着いてくると、今度は飲料水・食料の課題が浮上してきます。排泄の事も重要です。トイレが使えなければ、簡易トイレなどがあると大変助かるかと思います。

 「時間帯」について、夜間帯では行動がかなり制限され、暗闇の中を進むには懐中電灯などの光源が必要になります。基本的に夜間は日中より冷えますので、毛布等防寒具が重要になります。

 「季節」について、冬場は毛布等防寒具が他の季節より多く必要ですし、夏場は汗をかくので下着等着替えの需要が増えます。

 このように、災害の内容や各ステージをイメージすると、様々な物資が想起できます。
 他にも切り口が色々考えられます。各事業に合ったテーマをイメージして考えられれば良いかと思います。

 次回に続きます。