対象:自分自身に関するイメージを変えたい方 
効果:自分自身に関するイメージが改善されることで能力が高まります。

 今回から、自分自身に関するイメージを改善し能力を発揮することについてです。
 自分自身が思い描いている自分像をセルフイメージと言います。「自分は○○な人間である」ということです。
 これは、
   ・これまでの経験
   ・自分自身に対する思い込み
などにより形成されます。

 「これまでの経験」は、仕事や勉強、スポーツ、人間関係などにおいてどんな体験をしてきたかに基づいており、「自分自身に対する思い込み」は自分に対する思考上での捉え方です。
 「これまでの経験」では、仕事で失敗続き、運動音痴、試験に落ち続ける、何をやっても他者に先を越される、人と上手く付き合っていけないなどの経験が多ければ、「自分はダメな人間である」と思うようになり、負のセルフイメージが強化される可能性が高まります。逆に、勉強やスポーツが他者に比べ優れている、仕事はサクサクこなせる、人と上手く付き合っていけるなどの経験が多ければ、「自分は出来る人間である」と思うようになり、正のセルフイメージが強化されます。
 一方で「自分自身に対する思い込み」は、必ずしも経験に支配されません。自己肯定感(自分をOKだと思う気持ち)が強ければ、連戦連敗でも「次行ってみよう」という気持ちになれますし、逆に自己否定感が強ければ、多くのことで優秀な成績を収めたとしても一度の失敗で「私なんて全然ダメ」という気持ちに陥ってしまうかもしれません。
 このことは、セルフイメージの形成において経験が絶対的な支配力を持っているわけではないことを表しています。経験が全てなら成功や失敗体験の分量によってセルフイメージの正負の割合が決まるはずだからです。確かに、先述したように成功体験が多ければそれだけ正のセルフイメージが強化される可能性は高くなるかと思いますが、思い込みの力を上手に活用すれば、例え辛いことばかりのこれまでの人生だったとしても自己肯定感を高め、正のセルフイメージを強化できると考えます。

 セルフイメージは仕事における能力発揮にも大きく影響してきます。よって、仕事の改善と同様、セルフイメージの改善は重要です。
 次回に続きます。