対象:自分自身に関するイメージを変えたい方 
効果:自分自身に関するイメージが改善されることで能力が高まります。

 今回も、自分自身に関するイメージを改善し能力を発揮することについてです。
 前々回と前回で「正のセルフイメージ」と「負のセルフイメージ」の仕組みとそれが及ぼす影響についてお話ししました。

 ところで、そもそもセルフイメージとは何でできているでしょうか?一見、固定化されたセルフイメージが存在しているように感じられるかもしれませんが、実際はそうではありません。
 セルフイメージは、
    「自分自身についての連続した思考」
によってその都度発生しています。

 「正のセルフイメージ」が強い場合の考え方である、自分が好き・自分はOKである・私は時に間違えることもある、などや、「負のセルフイメージ」が強い場合の考え方である、自分が嫌い・自分はNOである・私は間違えることは許されない、などもすべて自分に関する思考です。
 以前お話しした、自己肯定感が強い場合に連戦連敗でも「次行ってみよう」という気持ちになれるのは、例えば「私ならその内勝てるようになる、私は大丈夫だ」という思考により「次行ってみよう」という思考が連鎖的に発生したことが考えられます。逆に、自己否定感が強い場合に、多くのことで優秀な成績を収めたとしても一度の失敗で「私なんて全然ダメ」という気持ちに陥ってしまうのは、例えば「完璧でなければならないのにミスを犯してしまった、私はやっぱりダメ人間なんだ」という思考により「私なんて全然ダメ」という思考が連鎖的に発生したのかもしれません。これらのことは、自分自身のことについての思考パターンにより起きた現象です。

 何か特定の現象が起こったときに、大体同じような反応をしてしまう傾向があるかと思います。
 例えば、お茶をこぼしてしまったとき、
   ・「なんて私はついてないんだ」と落胆する
   ・「まあこんなこともあるよ」と落ち着いて対処する
   ・「なんで私ばかりこんな目に遭うんだ」と腹が立つ
   ・「わあ、やっちゃった」とオロオロする
など、色々な思考・反応が瞬時に起きてくるかと思いますが、同じような事が起きる度に、各人によって似たような思考・反応現象が生じるのではないでしょうか。そして、その様な思考パターンが作り出す自分自身についての思考がセルフイメージです。
 こうした理解から、セルフイメージを変化させられる糸口を探ることができます。
 次回に続きます。