対象:プログラミングを通じて得られる能力について知りたい方 
効果:プログラミングがもたらす能力面での副産物について知ることができます。

 前回、プログラミングによって磨かれる能力に関し、構築力についてお話しました。今回も、システム作成の過程で研鑽した能力が、プログラミング以外でどう生かされるかについて考えたいと思います。

 前回、経営組織は、様々な要素により構築され成り立っており、
 層別に捉えると、
   ・経営層
   ・管理層
   ・現場担当者
 役割別としては、
   ・会計
   ・総務
   ・人事
   ・営業
   ・製造
   ・開発
など、視点を変えることで別々のカテゴリーが浮かび上がってくるとお話ししました。

 今回は、その中で「会計」について考えてみます。
 会計を例に挙げると、
   ・税務署へ納める税金を確定させる
   ・経営成績向上・経営危機回避のための会計情報の見える化
という大目的を実現するため、
   ・日々の現金の動きの把握
   ・普通預金の動きの把握
   ・月毎の売上の把握
   ・月毎の支払額の把握
   ・月毎の会計情報の把握
   ・年度の会計情報の把握
と各目的を満たす必要があり、そのため、
   ・日々の現金の動きを記帳
   ・普通預金の動きを記帳
   ・月毎の売上の計算
   ・月毎の買掛金の計算
   ・月毎の会計報告
   ・年度末の決算処理
と各機能を遂行することになります。

 以上のような、課題設定から様々な機能実施の流れは、プログラミングによりシステムを作成する流れにも共通した点があると考えます。 
 前回、システムの作成について、
   1.課題の明確化
   2.システムを作成するための各種情報の取得
   3.システムの構成
   4.全体の処理の流れ
   5.大ブロック毎の処理の流れ
   6.各大ブロックを構成している中小ブロックの処理の流れ
   7.中小ブロックの処理を実現するためのプログラム文の作成
といった流れのなるとお話ししましたが、それに会計を当てはめるなら、
   1.課題の明確化
     ・税務署へ納める税金を確定させる
     ・経営成績向上・経営危機回避のための会計情報の見える化
   2.システムを作成するための各種情報の取得
     ・各種会計情報の取得
   3.システムの構成
     ・会計部署全体
   4.全体の処理の流れ
     ・会計部署全体における役割の遂行
   5.大ブロック毎の処理の流れ
     ・日々の現金の動きの把握
     ・普通預金の動きの把握
     ・月毎の売上の把握
     ・月毎の支払額の把握
     ・月毎の会計情報の把握
     ・年度の会計情報の把握
   6.各大ブロックを構成している中小ブロックの処理の流れ
   7.中小ブロックの処理を実現するためのプログラム文の作成
     ・日々の現金の動きを記帳
     ・普通預金の動きを記帳
     ・月毎の売上の計算
     ・月毎の買掛金の計算
     ・月毎の会計報告
     ・年度末の決算処理
となります。
 よって、前回お話ししたことと同様、プログラミングによるシステムを作成する活動は、他の仕事の全体から各種機能までを把握する能力の研鑽にも繋がると考えます。
 次回に続きます。