対象:プログラミングを通じて得られる能力について知りたい方
効果:プログラミングがもたらす能力面での副産物について知ることができます。

 前回は、プログラミングによって磨かれる能力に関し、発想力についてお話ししました。引き続き、発想に深く関わる潜在意識について考えを進めていきたいと思います。

 潜在意識を発想力向上にどうすれば十全に生かせるかですが、前提として、
  ・発想を飛躍させるための、あるテーマに関する十分な知識
  ・そのテーマについての深い考察
などが条件となってきます。

〈十分な知識〉
 いかに潜在意識に計り知れない可能性があったとしても、何もないところから発想は生まれません。当然のことですが、あるジャンルの科学的な発明は、それに関する基礎的な知識があることが前提です。全く学んだことがない方が、ある日凄い発明を思いつくことはありません。

〈深い考察〉
 前々回、ある課題について考え続け、トイレに行った時にフッと答えが浮かぶ経験があるとお話ししましたが、あるジャンルについて考え続け、ぱっと考えを手放した時に良い発想が思いつく傾向があります。問題意識を持って「あーでもないこーでもない」と考えることで、意識的に考えることを手放した時により潜在意識が答えを導きだそうと活発になると感じます。

 以上のような前提を踏まえた上で、前回整理した潜在意識の特徴がいかに発想を生み出すか考察してみます。

〈潜在意識はマルチタスク〉
 顕在意識で考えた問題の解決に向け潜在意識も活動します。潜在意識はマルチタスクで複数の作業を同時に処理できるので、顕在意識に比べ速く仕事をこなすことができます。処理速度の差は、100倍、25万倍、1,000万倍などと言われており、文献によって値にかなりの差があるのは、計算対象や計算方法による違いではないかと思います。ただ、少なく見積もって100倍であったとしても、顕在意識が1人で仕事を行うのに対し、潜在意識は100人体制ということになり、圧倒的な処理速度の違いがあるということになります。
 潜在意識は、生命維持活動から無意識的に行われる日常生活動作、危機管理などを24時間体制で行っていることを考えると、顕在意識に比べ処理速度が圧倒的なのもうなずけます。

 次回は、引き続き〈潜在意識は感覚処理〉〈潜在意識は自動継続〉について考えたいと思います。