対象:実際に効果がある働き方改革を推進したい方 
効果:成功者の経験を働き方改革にどう生かすかが理解できます。

 前回、「道は開ける」D・カーネギー著の内容から、成功者の経験を働き方改革にどう生かすかについて〈疲労と悩みを予防する習慣〉をテーマにお話しました。今回もその続きです。

・問題に直面したとき、決断に必要な事実を握っているのだったら、即刻その場で解決
 すること。決断を延期してはならない。
 U・S・スティールの取締役だったH・P・ハウエルは、他の取締役と共に、長時間かつ課題の大部分が解決しない取締役会に頭を悩ませていました。そこで、ハウエル氏は各取締役を説得し、取締役会では一度に一議案を取り上げ、結論を得るまでは次の議題に移れないルールに改めました。その結果、議題は順次処理されるようになり、未解決の問題で悩まされることはなくなりました。

〈私見〉
 決断を先延ばしにすれば、それが習慣になって未解決の仕事が蓄積されていく傾向は高まります。それは、やらない方が楽だからですが、やがて未解決の仕事が山になってくると弊害が発生してきます。書類を探すことによる処理速度の低下や、負担感によるストレスの増加などです。タイミングを見て決めなければならない場合もありますが、仕事の多くは速く終わらせるに越したことがないものではないでしょうか。決断を早くする習慣による好影響として、一つの課題に意識を向けやすくなることによる集中力向上です。集中力は質の高い仕事を提供するためにも重要です。
 このように、即断即決を原則とすれば、多くの恩恵にあずかることができます。