対象:デスクを整理したい方 
効果:デスク整理の手順について理解できると共に、それに関連する能力アップが期待できます。

 デスクの整理について、前回に続きそれにより得られる恩恵について、「集中力の向上・視野の拡大」をテーマに考えたいと思います。

〈集中力の向上〉
 デスクを整理することにより集中力が向上します。
 余計な物がデスク上にあると、つい気を取られる、「片付けたい」という思考が浮かぶ、などにより集中が途切れてしまいます。ですが、デスク上の物が減れば認識する対象が少なくなり、余計な物に意識が向かなくて済みます。それにより仕事に集中できます。

〈視野の拡大〉
 デスクが整理されると、視野が拡大しより広く物事を捉えられるようになります。余計な物がデスク上にあると、集中力に関することと同様つい気を取られてしまい、視野が狭くなります。ですが、片付けられていれば気持ちがシーンと静まり、意識が広くなるように感じます。これは、新しい発想が浮かびやすい環境でもあります。創造性が求められる仕事である場合は、デスクが整理されていた方がはかどるのではないかと思います。

 上と下の二つデスクを見比べた場合、明らかに下の方が集中しやすく、また視野を広くできるかと思います。つまり、何かに集中する(意識を一点に向ける)のであれ、視野を広くする(意識を広く向ける)のであれ、片付けられている方がやりやすいということです。

 ここまで、デスクを整理することによる効能についてお話ししてきましたが、デスクという物理的な空間が整理されていると、利用する方の気持ちも整理され様々な能力が高まります。また、デスクの状態はその方の精神を表していると考えます。気持ちが整っていない場合、デスクにも不要な物が増えていくなど現象として現れてくるのではないでしょうか。その場合、逆にデスクを整理することで心が整っていく一助になると思います。
 次回に続きます。