対象:デスクを整理したい方 
効果:デスク整理について、整理された状態を継続する方法について理解できます。

 デスクの整理について、「整理された状態を継続する」をテーマに考えます。

・決めた場所に置く
 各所に何を置くかを決めます。決めることで物が無秩序に置かれるようになることを防ぎます。
 割れ窓理論は、建物の窓が壊れているのを放置すると、誰もその地域に関心を払っていないというサインになり、犯罪を起こしやすい環境になってしまう、という理論です。このことは、犯罪だけではなく身近な生活習慣にも当てはめることができます。一つの物を決めた場所に置かないと次々と無秩序に置くようになる可能性が高まります。その方がラクだからですが、放っておくと元の状態に戻ってしまいます。
 一方、「決めた場所に決めた物を置く」ということを継続することで、規律正しく自分を律する訓練になります。その行為は、仕事への取り組み方にも好影響として現れてくるかと思います。

・余計な物は置かない
 例えば、ボールペンは机の中に溜まりやすい物品です。商品の説明会や研修会などに参加した時によく頂いたりしますが、使われずそのまま放置されることが多いのではないでしょうか。時間が経つとやがて使えなくなってしまいますし、机の中をごちゃごちゃさせている一因にもなります。職場の備品庫に寄贈するのが良いかと思います。他の方に有効活用してもらえますし、その分補充しなくて済みます。
 また、少し高価なマイボールペン・シャーペンを所有するのもおすすめです。愛着を持つことができ、その愛用品がある分他の物は使わないかと思いますので、もらってもすぐに共有物として備品庫に提供する流れを作れます。

・整理も仕事の一部と捉える
 つい整理がおろそかになってしまう一因として、整理は仕事ではないと捉えていることが挙げられます。そのため、業務が終わった段階で物を片付けず次の業務に着手してしまうのではないでしょうか。整理も仕事の一部と捉えることで、片付けてから次に進むことが習慣づけられるかと思います。

 「デスクをいかに整理するか」は今回で終了です。色々な能力の研鑽にもなるデスク整理を実践し、是非、効率的でストレスフリーな仕事環境を作って頂ければと思います。