対象:BCPにおける情報収集の方向性を理解したい方 
効果:災害時においてどの様な情報を収集するべきか理解できます。

 BCPにおける情報の重要性について考えたいと思います。
 情報は人の営みの様々な局面で必要です。
 例えば、私たちは成長過程において試験を受けます。高校・大学入試や就職試験などですが、そこでは合格と不合格がハッキリ確定します。その明暗を分ける重要な要素の一つが、学習によって合格するための情報をある一定量以上収集し暗記していることです。
 また、近年では買い物をするとき、アマゾンなどのサイトでカスタマーレビューをよくチェックします。その情報から、商品を実際に利用したお客さんの体験を知ることができます。
 では、以上のような一連の情報収集はなぜ行うのでしょうか。それは、何かその人にとって貴重なものを獲得するためです。試験勉強という情報収集により希望の高校・大学に合格するのも、働きたい職場で採用されるのも、学びたいことを学習したい、やりがいのある仕事がしたい、より高い待遇を得たい、などの目標を実現するためです。カスタマーレビューのチェックは、より良い物を安く手に入れたい、損をしたくない、安全な商品か確かめたい、などの動機からです。
 よって、多くの場合、情報収集は何かを得るための手段であるわけです。では、災害が発生した時、私たちはテレビやラジオ、インターネットなどで災害情報を確認しますが、そのような情報を収集するのはなぜでしょうか。当然のことではありますが、個人の場合は、自分や身内の身を守る、企業の場合は、損害を最小限に抑え業務の活動を維持することです。
 そうしたことから、災害時の情報収集は、
  ・個人:身を守る
  ・企業:企業の活動を維持する
を基準に行うことになります。
 次回に続きます。