対象:災害時、避難に役立つ装備を知りたい方  
効果:避難に役立つ装備を体の部位ごとに理解できます。

 今回も、災害時、避難に役立つ装備についてです。
 手を守る装備として軍手・手袋についてです。
 一般的な布製の軍手は安価で便利です。防災用として常備しておくべき物品です。作業をするとき素手で行うよりはるかに良いです。ただ、災害時での釘などが飛び出している瓦礫の処理や熱い物をどかすなど危険な作業にはあまり適していないかと思います。釘は貫通しますし、熱い物を持てば焦げてしまうでしょう。耐久性もそんなにはありません。多少の防寒性はありますが防水性は弱いです。そこで、用途別にどんな軍手や手袋があるのか整理してみました。

 防災における軍手の選択基準は、
   ・使いやすさ(利便性)
   ・熱い物でも持てる(耐火性)
   ・瓦礫や刃物などを持ってもケガしない(耐刃性)
   ・浸水しない(防水性)
   ・寒さに耐えられる(防寒性)
などです。

・使いやすさ(利便性)・浸水しない(防水性)
 指先や手のひらがゴム張りであれば摩耗に強く、滑りにくいことにより持ちやすいです。また、全体がゴムであれば手が濡れず快適に扱えます。ただ、ゴムは、熱い物に触れると溶けて皮膚にまとわりつき火傷する恐れがあります。
 以下の商品などが販売されています。
  ・ショーワグローブ No.371組立グリップクラスター

・熱い物でも持てる(耐火性)
 火事などで熱を帯びている物をどかす場合、熱に強い手袋が役立ちますが、アラミド繊維など耐熱性の高い素材により作られています。アラミド繊維は、張強さ、強靱性、耐熱性が従来の繊維よりはるかに大きく、防火服などにも用いられています。
 以下の商品などが販売されています。
  ・LATTCURE 耐熱グローブ

・瓦礫や刃物などを持ってもケガしない(耐刃性)
 地震などの災害時における、割れたガラスや瓦礫、釘など危険物が散乱する現場において、刃物や瓦礫などに強い手袋なら、それらの物をかき分けるのに力を発揮するかと思います。耐刃性が高い手袋には、スペクトラ繊維などが用いられています。スペクトラ繊維は、鉄の8~10倍の強度で、アラミド繊維の1.4倍以上の強度を持っています。防弾・防刃ベストなどにも使用されています。
 以下の商品などが販売されています。
  ・特殊機能手袋 スペクトラ・スパンデックス
 また、BESTU 防刃手袋は、高強度のHPPE材質で作られた手袋で、普通の軍手より10倍以上強度を持ちながら、革手袋よりも4倍以上強い耐切創手袋です。弾力性に優れ、手袋をはめる間に作業中の指も自由に伸縮します。
  ・BESTU 防刃手袋

・寒さに耐えられる(防寒性)・浸水しない(防水性)
 冬場の災害により暖を取りにくい状況では、防寒対策も重要です。保温性の高い手袋は体温を維持するのに役立ちます。また、体が雨や雪で濡れると体温が著しく低下するので、防水機能も必要です。防寒手袋は、冬場には普段も利用する身近な物品です。
 以下の商品などが販売されています。
  ・Yobenki 防寒グローブ

 次回に続きます。